Appleの2014年第2四半期決算(3月29日締め)が発表された。そのデータは、同社の当期業績が過去のデータと比べてどうなのかを見極める判断材料になる。
まずはAppleの主力製品である「iPhone」を見てみよう。
Appleは4370万台のiPhoneを販売した。この数字は、前期と比較すると14%減だが、前年同期比では17%増えている。iPhoneの売上高は前期比20%減だが、前年同期比では14%増加した。
当期のiPhoneの販売台数は、2014年第1四半期、2013年第1四半期に次ぐ史上3番目の記録だ。アナリストは販売台数を3800万台程度と予測していたが、それも大幅に上回った。
「iPad」に目を向けると、Appleは1635万台のタブレット(iPadと「iPad mini」)を販売した。これは、前期比で37%減、前年同期比で16%減だ。それでも、2014年第1四半期、2013年第1四半期、2013年第2四半期、2012年第3四半期に次ぐ史上5番目の記録である。
iPadの売上高は前期比34%減、前年同期比13%減だった。
AppleはiPadの機種別販売台数を公表していないので、iPad miniが高価なフルサイズのiPadにどれだけの影響を及ぼしているのかは不明だ。
次は「Mac」だ。Appleは当期、414万台を販売した。これはMacとしては平凡な四半期販売台数だが、それでも史上6番目に多い数字だ。前期と比較すると14%減少したが、前年同期比では5%増加した。
「iPod」については、販売台数の底が割れたようだ。Appleが当期に販売したiPodの台数はわずか275万台で、前期比54%減、前年同期比51%減となった。
Appleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏は、「われわれは当社の四半期決算、特に堅調なiPhoneの販売台数と記録的なサービス売上高を大変誇りに思う。Appleだけが市場にもたらすことができる新しい製品およびサービスをより多く発表することを、非常に楽しみにしている」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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