今からわずか1年前、Microsoft関係者は、「Windows」のアップデート版を提供するペースが大幅に速くなったことを誇らしげに語っていた。同社のチームはそれ以降、2年半~3年ごとに新バージョンのWindowsをリリースするのではなく、年1回に近いペースでアップデート版を公開するスケジュールで作業してきた。
しかし、9カ月前に創設されたばかりのMicrosoftの統合Operating System Group(OSG)は、アップデートのペースをさらに加速させようとしている。
リーク元であるロシアのWZorは、「Windows 8.1」の2度目のアップデートが2014年9月に公開される予定だと伝えている。筆者の情報筋によれば、公開日は8月になる可能性もあるという。いずれにせよ、Microsoftが「Windows 8.1 Update」を公開してからわずか5カ月~6カ月後に2度目のアップデートが登場するようだ。
(確かに、これまで正式に「Update 1」と呼ばれていたものを単に「Update」と言うことで、MicrosoftはWindows 8.1向けのアップデートは1つしか提供しないという印象を与えた。この2度目のアップデートが最終的にどのような名称になるのかは不明だ。「Update 2」だろうか。それとも、「Windows 8.2」だろうか。これまでのところ、何も明かされていない)
この2度目のアップデートには、Microsoftが4月上旬のBuild 2014カンファレンスで披露したバージョンの新「Start」メニューが含まれる可能性もある。しかし、筆者の情報筋によれば、デスクトップ上のフローティングウィンドウで「Metro」スタイルアプリを実行する機能は、このアップデートには搭載されない可能性が高いという。
Windowsの次のアップデートに関して、これほど多くの不確定要素があるのはなぜなのだろうか(これらの報道がMicrosoft公認の情報源によるものではないことは別にして)。
筆者の情報筋によると、その理由の1つは、Windowsチームがアップデートのペースを再び加速させようとしていることだという。Microsoftの上層部はWindows開発チームに対して、今よりもはるかに短いタイムフレームでどれだけのことを成し遂げられるのかを確認し、今から数カ月以内にその時点でできあがっているものを公開するよう促しているという。これは、同チームが「Windows 7」および「Windows 8」を構築した際に従っていた(過剰に?)綿密な計画、構築、テスト、および公開スケジュールとは大きく異なる開発方法だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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