3Dプリンティング--ジェットエンジンからチョコレートまで10社の活用事例 - (page 4)

Lyndsey Gilpin (TechRepublic) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2014年04月08日 07時30分

#9:MakieLab

 MakieLabは、顧客が自分だけの人形をデザインできるようにした。同社の「Makie」は熱可塑性プラスチックでできた10インチ(25.4cm)のフレキシブルなファッションドールであり、3Dプリンタを用いて製造される。顧客は人形の顔や目、あご、笑い方、髪の毛といったさまざまな属性を選択できる。人形はロンドンの本社で製造され、世界各地に出荷される。同社は廃棄物を極力減らしてカスタム人形を製造できるという点だけでなく、梱包にリサイクル可能な素材を使用しているために環境に優しいという点もアピールしている。なお、MakieLabでは人形が最も人気のある製品となっているが、ゲームや玩具のプリントも行っている。

#10:Matter.io

 マサチューセッツ工科大学(MIT)とコーネル大学のエンジニアらによって創設されたMatter.ioは、3Dプリントのデザインを容易にして、ダウンロード可能なかたちで共有できるようにすることで、ウェブ上の3Dプリントデザインという広大な世界を資産に変えようとしている。このアイデアは、3Dプリンタの使用しているCADファイルがエンジニア向けのものとなっており、一般人には難解であるという創設者の気付きが元になっている。Matter.ioの創設者らは、こうした状況を変えたいと考えた。彼らはそのために、ファイルをウェブサイトに埋め込みやすくし、ユーザーがファイルをダウンロードした後、Shapewaysに送信してプリントする前に、あるいは自宅でプリントする前にカスタマイズできるようにした。要するにどういうことかって?Matter.ioは3Dプリンタを簡単に使えるようにすることで、一般的なコンシューマーにとってより手軽なものにしたいと考えているわけだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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