アヒルのButtercup君は、11月に高校の生物研究室で生まれた時から他のアヒルとは違っていた。左足が後ろを向いていて、普通に歩き回るのに一苦労する状態だったのだ。
Buttercup君が米テネシー州の鳥類保護区Feathered Angels Waterfowl Sanctuaryに移された後、オーナーになったMike Garey氏は、早急に何とかする必要があると悟った。
「彼の変形した足では痛むだろうし、側面で歩くため、この保護区の中でさえ頻繁に傷付いたり足から感染したりしていた。感染はアヒルにとっては常に深刻な問題だ」とGarey氏は語る。
そして、Garey氏は3D印刷の会社であるNovaCopyを見つけるに至った。NovaCopyはButtercup君を再び歩けるよう支援するサービスを無償提供することに合意。Garey氏とNovaCopyはButtercup君の姉妹であるMinnieの左足の写真を利用して、Buttercup君のための新しい左足を設計した。
足には柔軟性が必要なため、3D印刷に通常使われるプラスチックは使えない。NovaCopyはシリコン製の足を成型するための型を印刷し、何度か設計し直して最適な設計にたどり着いた。シリコン製の枠を介してButtercup君の足に装着される予定だ。
現在、義足を使って歩き回っているButtercup君は、最終的なデザインの義足を近日中に付けてもらえる予定だ。近況はFacebookページで公開されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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