米連邦地裁、サムスン製品販売差し止めを認めず--アップル対サムスン知的財産権訴訟

Lance Whitney (Special to CNET News) 翻訳校正: 中村智恵子 福岡洋一 (ガリレオ)2014年03月07日 11時17分
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 サムスンとの間で長く続いている知的財産権訴訟で、このほどAppleは要求を認めさせることができなかった。

 Appleは自社の知的財産権が侵害されているとして、サムスンの23製品について最終的な販売差し止めをあらためて訴えていた。しかし、米連邦地方裁判所のLucy Koh判事は米国時間3月6日、本件がAppleの「求めている本案的差止命令に値することを同社は立証していない」として、Appleの要求を退ける判決を下した。

 それでもサムスンの前途が明るいわけではない。Koh判事は、Appleに対して追加の損害賠償として2億9000万ドルを支払うように命じた2013年11月の評決を支持した。2012年に下された評決で10億5000万ドルの損害賠償が命じられたが、Koh判事はそのうちの6億4000万ドルを認めた。これに加えて支払うべき金額について、サムスンは、5200万ドルのみだと訴えていた。

 6億4000万ドルに2億9000万ドルが追加されたことで、サムスンがAppleに支払う金額は9億3000万ドルとなり、当初の評決による10億5000万ドルと大差がないものとなった。現在のところこの9億3000万ドルが、Appleにサムスンが支払うべき損害賠償金額とされている。

 Foss PatentsのFlorian Mueller氏によると、Appleは今回の決定に関して上訴できるが、サムスンもまた「基本的な責任の問題」について上訴できるという。Koh判事はAppleの要求を退けた後、最終決定のどの部分についても両社ともに上訴可能だと述べた、とMueller氏は説明している。

 両社は上訴を検討しながらも、知的財産権を侵害しているとされる別の製品について3月中にまた裁判所で議論を戦わせることになる。Appleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏とサムスンのモバイル部門を統括するShin Jong-Kyun氏は、2月に会って落としどころを探った。しかし平和的な解決策は見出せず、先の見えない知的財産戦争は次の段階に進もうとしている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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