(編集部注:サムスンの次期主力スマートフォン「GALAXY S5」に期待される機能に関する米CNETの記事を前編と後編の2回に分けて翻訳して公開します。前編は2月19日に公開されています)
「Android」の上に実装されたサムスンの「TouchWiz」レイヤは、筆者にとって重要なテーマだ。「GALAXY S5」ではTouchWizに全面改修を施してほしい。これについては何かが進行中であるとのうわさが既に流れているが、具体的に説明しよう。
TouchWizには素晴らしい機能がいくつか実装されており、筆者は毎日、便利に使っている。例えば、通知シェード内の追加のクイックアクセスボタンや、高度なカスタマイズ機能、オプションでさまざまなジェスチャーを追加できる機能などだ。
その一方で、TouchWizには構造やビジュアルに関していくつか問題があり、筆者は使うたびに困惑させられる。まず、TouchWizのルックアンドフィールだが、古くさくて時代後れな感じがする。もしかすると、筆者が長年サムスンのスマートフォンをレビューしてきたからかもしれない。もっと現実的な問題もある。例えば、ホーム画面にフォルダを作成するのにいくつか余分な手順が必要だ。標準のAndroidだと、ドラッグ&ドロップだけで作成できる。
アプリトレイ内にもサムスンが改善すべきところはある。非常に多くのアプリをインストールしている場合、使いたいアプリをすぐに見つけるのは困難だ。確かに、設定を変更して、アルファベット順に並び替えたり、手動でフォルダを作成したり、あまり利用しないアプリを隠したりすることはできる。だが筆者は、HTCなどがやっているように、タブやオンスクリーンコントロールを用意して、最も利用頻度の高いアプリやスターを付けたアプリをすぐに見つけられるという手法の方がいい。もう一度言うが、アイコンをドラッグ&ドロップするだけでフォルダを作成できる機能も効果があるだろう。
GALAXY S5に大きな成功をもたらし得るソフトウェア機能の1つが、タッチレス音声制御だ。Motorolaは「Moto X」など同社の最新スマートフォンに同様の機能を搭載している。サムスン独自の「S Voice」アプリでも同じようなことができるはずだが、筆者の端末では、ロック状態のときやアプリを起動していないときは音声コマンドが機能しない。
少なくとも、画面をダブルタップしたときに、時間やメッセージの状態などを一目で確認できる画面を表示するようにしてほしい。LGやNokiaといった競合はこの機能を搭載しており、サムスンも「GALAXY ROUND」では既に対応済みだ。非常に便利な機能だが、実装はさほど難しくないだろう。
GALAXY S5のソフトウェアに関する筆者の希望はこれが最後になるが、必ず搭載されるであろうサムスンの追加ソフトウェアは、すべて約束通りに動作してほしい。サムスンは差別化のための「機能」を導入してきたが、それらが宣伝通りに動作しないことや、要求があまりにも厳格すぎて使い物にならないことが何度もあった。
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