Microsoftは、ニューヨークを拠点とする新興企業Foursquareに1500万ドルを出資する。また、Foursquareの位置情報に基づくデータについて複数年のライセンス契約を結ぶことで合意した。Foursquareが米国時間2月4日に発表した。
設立から4年のFoursquareは、訪れた場所にチェックインしたり、近くの人気スポットを見つけたりするためのウェブおよびモバイル向けアプリケーションを開発している。登録ユーザー数は4500万人で、2013年12月には3500万ドルの資金調達ラウンドを完了した。
Foursquareが独自に収益を上げる方法を模索している間、Microsoftからの出資はそうした調達済み資金とともにプールされるだろう。ライセンス契約については、Microsoftは、Foursquareのデータベースに保存された6000万件超の入力情報と50億件のチェックイン情報にアクセスする権利を買い、それによって自社製品、とりわけ「Bing」と「Windows Phone」の機能を向上できる。
Foursquareは声明で次のように述べた。「ユーザーが近い将来、『Windows』やWindows PhoneといったOSやBingのような製品を搭載したMicrosoftのデバイスを使用すると、場所情報がFoursquareによって強化され、状況を踏まえた体験や、世界の各種サービスから最適の推奨が提供されることになる」
Foursquareは、ライセンス契約の条件について明らかにしなかったが、複数年の商業分野および技術分野での提携になると述べた。
Microsoftがソーシャル分野の新興企業に出資するのは、これが初めてではない。同社は2007年、ソーシャルネットワークのFacebookに、株式の1.6%と引き換えに2億4000万ドルを出資した。それから7年が過ぎた今、この決定を疑問視する者はいない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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