画像主体のQ&Aアプリ「Jelly」レビュー--Twitter共同創設者B・ストーン氏による新サービス - (page 3)

Sarah Mitroff (CNET News) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2014年02月04日 07時30分

 質問をすべてスワイプすると、「We couldn't find anyone who needs your help right now」(今のところあなたの助けを必要としている人は見当たりません)というメッセージが表示される。この画面は誰かが新たな質問をするまで表示され続ける。

 Jellyによると、いったんスワイプした質問はもう表示されなくなるという(とは言うものの、筆者がアプリの終了と再起動を行った際には、何度か同じ質問が表示された)。このため、過去の質問を再び表示させる方法があればよいのにと筆者は感じた。

 各質問の写真の下には、その質問に対する答えがどれだけ寄せられているのかを示すカードの束が(あれば)表示される。この束を上に向かってスワイプし、その後左あるいは右にスワイプすると、個々の答えを閲覧できる。なお、カードを下に向けてスワイプする場合とは異なり、左右のスワイプは応答性が高く、快適に操作できた。

 答えたい質問がある場合、カードの下部に表示されている「Answer」(回答)ボタンをタップする。回答はテキストを追加したり、質問者の使用した写真に書き込みを行ったり、より詳しい情報を追加するためのリンクを追加できるようになっている。残念ながら、いったん回答を送信した後は編集や削除ができないため、ちょっとした書き間違いをしてしまうと後で後悔する羽目になる。

 質問の答えは分からないものの、答えられそうな人を知っているという場合、その人物に質問を転送することもできる。iOS版アプリでは、テキストメッセージを使用して質問へのリンクを送信したり、クリップボードに該当リンクをコピーできる。Android版アプリでは、Androidの共有機能を使用して携帯電話上の他のアプリ経由でリンクを共有できる。

 質問とその回答を閲覧している最中に、良いと思う回答に出くわした場合、それに対して「good」(良い)というマークを付加でき(筆者はこれを、回答に対して同意している、あるいはFacebookの「Like」(いいね!)を押すようなものだと考えている)、その回答をリンクで共有できる。また、質問に星マークを付けておくと、他の人が回答した場合に通知を受け取れるようにもなっている。

 Jellyを用いた質問や回答は簡単明瞭に行えるものの、議論することはできない。Stone氏は米CNETとの先のインタビューにおいて、アプリの設計時に、あえて対話を奨励しないようにしたのだと述べていた。それでも筆者は、対話できる方法を提供してほしいと感じた。対話できるようになっていれば、誰かが筆者の質問に対して明らかに間違った答えを返してきた場合に、他の人がそれを指摘できるようになるというわけだ。


質問者があなたの回答を素晴らしいと判断した場合、あなた宛てにありがとうカード(写真左側)を送ることができる。また、すべての回答をスワイプすると、後ほどアプリをオープンしなおすように促される。
提供:Sarah Mitroff/CNET

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