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画像主体のQ&Aアプリ「Jelly」レビュー--Twitter共同創設者B・ストーン氏による新サービス - (page 4)

Sarah Mitroff (CNET News) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2014年02月04日 07時30分
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 Jellyは対話機能を提供していないが少なくとも、有害あるいは侮辱的な、もしくは役に立たなかったり、スパムと言えるような回答を報告できるようにしている。iOS版では、回答が不適切である(スパムのような、あるいは侮辱的な内容)旨を報告したり、回答が気に入らない旨を示せるようになっているが、回答が削除されるわけではないため、実際にどういった効果があるのかは分からない。

 Android版では、回答が不適切である旨を報告できるだけである。こういった報告を行った場合、TwitterやFacebookを使っている際に受け取るような確認メッセージは表示されないため、筆者の報告が実際に送信されたかどうかすら判断できなかった。また他のソーシャルネットワークのように、どう不適切なのかを記述することもできない。

なぜJellyか?

 Jellyが最初にリリースされた際、多くの人々と同様に筆者は、なぜFacebookやTwitterで同じ回答が得られるのに専用のアプリを使って友人にものを尋ねる必要があるのかと感じた。このため筆者は、同じ回答が得られるかどうかを、自らが使用しているソーシャルネットワークで試してみた。

 49ersの質問をJellyで行ったその直後、筆者は結構な数のフォロワーがいるTwitterで同じ質問をつぶやいてみた。するとおよそ5分後に1人の友人からぶっきらぼうな(そして役に立たない)回答が返ってきたものの、その後は何の音沙汰もなかった。次に、筆者は同じ質問をFacebookの近況(筆者の友人とフォロワーに公開している)で尋ねてみると、1時間ほどでとても役に立つ回答が2件返ってきたが、それほど詳しいものではなかった。上述したように、Jellyの場合は質問の送信から有効な回答が返ってくるまで1分とかからなかった。

 なぜ他のソーシャルネットワークよりもJellyの方の回答が多かったのか、正確なところは分からない。しかし、このアプリが質問を行い、その答えを返すという目的に特化しており、TwitterやFacebookはそうではないという点が大きいのではないかと感じた。

 また、QuoraといったQ&Aサイトや、Googleといったものがあれば、Jellyは不要だと指摘する人もいる。筆者は今回のレビューでJellyとQuoraを直接比較したわけではないが、Quoraでは答えが得られる場合であっても数週間から数カ月かかったという経験をしている。Jellyでも、多くの人々がより多くの質問をするようになった場合には同様の問題が出てくる可能性もあるとはいえ、ユーザーの目の前に質問を提示するという点では高い効果をあげている。

 Quoraが優っている点は、ユーザーが自らの質問をインド料理や電気関係といった話題ごとに整理できるというところにある。Jellyでもこの種の整理が可能になるようなアップデートを期待したい。

 JellyとGoogleの比較は、マシンと人間の比較に他ならない。Googleは検索ツールをより人間に近づけるための努力を続けているが、Google検索ではまだ、実際の人間に質問する時のようにはいかない。つまり、Googleは事実に基づいた回答が存在するような単純な質問により適していると言える。一方Jellyは、近所にできた新しい建物の写真を撮り、なぜその建物が作られたのかといった質問や、現在起こっている事象を簡単な言葉で説明してもらうといった、微妙なニュアンスを持った質問を取り扱えるというわけだ。

まとめ

 Googleに簡単にアクセスできる以上、ふと思い立った質問に答えてくれる他のサービスが必要になるというのは信じがたい話である。とは言うものの、筆者は1週間ほどJellyを使ってみた結果、長々と続く検索結果を読み進めるよりも、Jellyで誰かからの回答を受け取る方が楽しいということに気付いた。

 TwitterやFacebookを使って質問することもできるものの、筆者の経験から言えばJellyを使用した方が、ソーシャルネットワークを用いるよりも豊富な情報が迅速に得られた。このアプリは友人の友人にまで質問を送り届けてくれるため、筆者が尋ねようと思うことすらなかった人の知識まで利用できるという点は評価に値する。さらに、ユーザーがこのアプリを起動する目的は質問や、質問の回答のためであり、あなたの共有している状況や写真、リンクを閲覧するためではない。つまりJellyはQ&Aのための専用スペースであり、それ故に回答が得られる可能性も高まるのだ。

 JellyがGoogleを置き換えるという未来はすぐに来ないだろうが、これは使っていて面白く、どのような検索エンジンでも実現できない回答を得るための個人的な方法であると言える。また、無料でダウンロードできるというのも魅力である。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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