Steve Jobs氏が米国時間1984年1月24日のApple年次株主総会で「Macintosh」を披露したことは、よく知られている。しかし、Jobs氏はその数日後に開催されたBoston Computer Society(BCS)の会合で、アンコールパフォーマンスとでも言うべきものを行っていた。
1984年1月30日に開催された会合で撮影された動画は、長きにわたり日の目を見ていなかったが、2014年1月26日に初めて公開され、会合に関する素晴らしい詳細情報とともにTime.comに掲載された。台本に沿ったプレゼンテーションは、その6日前の最初のプレゼンテーションとほとんど同じだが、画質はBCSのイベントの方がはるかに良く、Jobs氏もより洗練されているようだ。
Jobs氏のプレゼンテーション終了後に行われた質疑応答も見物だ。なぜなら、観衆の中には、実際のユーザーやおそらく当時の指折りのマニアたちが大勢おり、彼らがシステムハードウェアから「MacWrite」のテキストの行端揃えまで、あらゆることをMacintoshチームに尋ねているからだ。動画の終わりの方にも面白い部分がある。今後の会合ではIBMから講演者を迎えると司会役のJonathan Rotenberg氏が発表したときだ(Jobs氏はその直前までIBMを批判していた)。観衆から笑い声やブーイングが上がるのが分かる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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