米国時間1月15日に公開された「Google Chrome」のアップデートには、サイトが音声をストリーミングしていることをユーザーに通知するタブインジケーターが新機能として追加され、一般のユーザーも同機能を利用できるようになった。この機能により、音声をストリーミングしているタブにはスピーカのアイコン、ウェブカメラを使用しているタブには赤色の録画ボタン、ユーザーが「Chromecast」にタブを転送しているときには「Google Cast」アイコンがそれぞれ表示される。
「Google Chrome 32」には、ほかにも言及に値する新機能がいくつか搭載されている。マルウェアの恐れがあるダウンロードについて、以前よりも視覚的な方法で注意を促すようになったため、Chrome 32が危険なファイルのダウンロードをブロックしているとき、ユーザーはそれを認識することができる。また、Chrome 32は「Windows 8」の「Metro」モードに「Chrome OS」デスクトップランチャーを導入しているため、ユーザーはこれまでより簡単に「Chrome Apps」にアクセスできる。ただし、Windows 8のMetroモードには、キーボードやプロフィール切り替え、ハードウェアアクセラレーションに対応しないレガシーコンピュータ上でのサポートの問題など、既知のバグがいくつかある。これらの問題はデスクトップモードには影響しない。
Chrome 32には、「Supervised Users」という興味深いオプションも備わっている。このオプションを利用すれば、メインのChromeアカウントからサブアカウント(Supervised User)を作成することができる。メインアカウントを持つユーザーは、Supervised Userのウェブアクセスをサイトごとに制限することができる。また、コントロールパネルから、Supervised Userの閲覧行為を監視することも可能だ。
Chrome 32のセキュリティフィックスには、攻撃者のGoogleアカウントと自動的に同期されてしまうことを防ぐフィックスや、「Android」版Chromeでアドレスバーのスプーフィングを防止するフィックスが含まれる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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