グーグル、フェリーによる従業員向けシャトルサービスの試験運用を開始

Dara Kerr (Special to CNET News) 翻訳校正: 編集部2014年01月09日 11時11分

 Googleの従業員向けシャトルバスサービスがサンフランシスコで抗議活動の対象になっている。それを受けて、同社はシリコンバレーキャンパスとサンフランシスコを結ぶ別の通勤手段を模索しているようだ。その通勤手段とは双胴船だ。

 CBS San Franciscoによると、Googleは高速フェリーを使った従業員向けシャトルサービスを試験的に開始するため、ある非公開企業と提携したという。輸送を担うのは「The Triumphant」と呼ばれる双胴船だ。この船は最大149人の乗客を輸送することが可能で、1日に4便運航する(朝2便と夕方2便)。このサービスは米国時間1月6日に開始された。

 Googleは米CNETへのコメントで、この試験的なプログラムを実施していることを認めた。

 Googleの広報担当者は、「当社はサンフランシスコの住民にいかなる迷惑をかけることも望んでおらず、現在、従業員の代替的な通勤手段を試している」と述べた。

 Googleを含む複数のIT企業はサンフランシスコとシリコンバレーを結ぶシャトルバスサービスを提供しているが、そのことをめぐってサンフランシスコの住民から非難を受けている。抗議者たちは、高給取りの技術労働者がサンフランシスコに引っ越してくることで、家賃が上昇することなどに腹を立てている。バスの乗降場所の周辺で家賃や住宅価格が上がった例は実際にある。


All American Marineの「Triumphant」が、Google従業員の通勤に試験的に使われる。
提供:All-American Marine/YouTube

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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