CNET Japan Live 2013

Facebookの4つの特性が広告の効果を変える

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 朝日インタラクティブは12月10日、「CNET Japan Live 2013 ~全社員マーケター時代のビジネス戦略~」を開催した。スマートフォンやタブレットなどモバイルデバイスの普及が進むとともに、FacebookやTwitter、LINEといったソーシャルメディアの急拡大による影響を受け、大きく変貌してきたマーケティングに焦点を当て、さまざまな角度から、考察、論議した。基調講演をFacebook Japanの代表取締役、岩下充志氏が務めた。

 5月にFacebook Japanの代表取締役に就任した岩下充志氏は、「Facebookのモバイルベスト戦略とは」というタイトルで講演した。岩下氏は実名制で、ユーザーの略歴を把握しているFacebookには、「ターゲティング」「リーチ」「モバイル」「クロスデバイス」という4つの特徴があると言及した。

Facebook Japanの代表取締役、岩下充志氏
Facebook Japanの代表取締役、岩下充志氏

 Facebookは9年前の2004年、Marc Zuckerberg氏が創業した。現在29歳のZuckerberg氏について岩下氏は「どんな人なの?と色々な人から聞かれるが、特別な人というよりはごく普通の人というのが近くで彼を見た感想。彼は世界中の社員を対象に、Q&A with Markという、社員から直接Markに質問ができるサイトを持っている。

 ここでは『Facebookの産休制度はどうなっていますか?』といった質問も出て、それに対してMarkが真摯に答えている。日本の経営層のトップが産休制度についての質問を受けることも、それに真摯に答えることもないだろう。しかし、Markはこういった質問にも真摯に答える経営者だ」と社内のエピソードを交えて紹介した。

 岩下氏はFacebookの強みの1つとして「実名制」を挙げた。実名制によって「真の情報がたくさん詰まっている」ことがFacebookの強みという。

 一方特徴については、ターゲティング、リーチ、モバイル、クロスデバイスの4点であり、「ソーシャルではない」と説明する。

ユーザーに合わせた広告リーチが可能になるFacebook

 ターゲティングについては、米国でのメディア別利用時間調査の結果を挙げ、「それまでトップだったテレビ利用時間を、PCやスマートフォンといったデジタルメディアの利用時間が上回った。50年ぶりに利用時間調査の順位に変化が起こった」という環境の変化を指摘する。

 「若年層の中にはテレビを全く見ない層が出てきている。デジタルメディア、特にモバイルの利用時間の伸びが著しく、モバイル利用時間の伸長がテレビをトップから陥落させる原動力となった」

 Facebookのアクティブユーザー数は月間11億人。そのうち73%となる8億人がモバイルからアクセスしている。日本の月間アクティブユーザーは2100万人だが、日本でのモバイル利用率は世界より高く、86%で1800万人に上る。

 毎日Facebookにアクセスしている日本の利用者数は1400万人で、モバイル利用比率はさらに高い93%、1300万人となる。

100万人のユーザーに対して1人のエンジニアで対応している計算になる
100万人のユーザーに対して1人のエンジニアで対応している計算になる
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