Facebookは米国時間12月17日、SportStreamを買収することで合意したと発表した。SportStreamは、サンフランシスコを拠点とする設立18カ月の企業で、スポーツのデータをリアルタイムで収集し、メディア企業、スポーツ団体、放送局に配信している。買収金額は明らかになっていない。
Facebookでメディアパートナーおよびグローバルオペレーション担当バイスプレジデントを務めるJustin Osofsky氏は、「スポーツを取り巻く熱意、さらには世界全般を取り巻く熱意と人々がつながるのを支援したいと考えている」と述べた。「この買収を通じて、われわれのパートナーすべてがFacebookのツールおよびAPIから得られる情報にアクセスして利用できるよう、意味ある向上を遂げることを期待している」(Osofsky氏)
一方でSportStreamは、Facebookユーザーによる最良のスポーツ関連投稿を見つけるのに優れているだけではない。同社は、高品質なツイートとInstagramメディアを浮上させることを可能にする特許出願中の技術も保有しているという。このことは、Facebookの興味がどこにあったかを説明するものと思われる。今回の買収は、FacebookをよりTwitterのように変えていくため(例えば、世界で現在起きていること対して関連づけるなど)に考えられた一連の動きを支援するものとなっている。また、この買収は、競合を支援している技術を自らに取り込むという防御的な手法とも受け取ることができる。
SportStreamは当面の間、現状のパートナーとの協業を維持する予定だと最高経営責任者(CEO)のBob Morgan氏は同社ウェブサイトで述べた。同社チームは、メンローパークにあるFacebookのキャンパスに移る予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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