Jawboneの新型フィットネスバンド「UP24」レビュー - (page 3)

Brian Bennett (CNET News) 翻訳校正: 石橋啓一郎2013年12月16日 07時45分

 だたし、もし科学的な食事と運動の記録システムを探しているのであれば、求めるべきものはUP24ではない。例えばこのデバイスには、年齢、性別、体重などに応じて、自分の成績を他のUPユーザーと比べる方法はない。また、UP24は、Wi-Fi付き体重計とリンクして、リアルタイムの体重、BMI、体脂肪率などを記録することもできない。この機能を望んでいるのであれば、FitbitかWithingsのシステムを利用すべきだろう。それぞれ、体重計の「Aria」および「Body Scale」と連携することができる。

 一方、睡眠記録はUP24の得意分野だ。先代と同様、このリストバンドは、睡眠の長さと質を記録し、詳細な統計をつけて報告してくれる。例えば、夜中に何度起きたか、浅い眠りや熟睡の時間がどれだけあったか、どれだけ素早く眠りにつけたか、などを知ることができる。

睡眠についての詳細な統計を取ることもできれば、記録を忘れた場合には後から情報を追加することもできる。
睡眠についての詳細な統計を取ることもできれば、記録を忘れた場合には後から情報を追加することもできる。
提供:Brian Bennett/CNET

 UP24は、組み込みの触覚フィードバックと睡眠アウェアネスエンジンを上手に使っている。音の出ないアラームをセットすることが可能で、時間が来ると控えめな振動で、優しく起こしてくれる。Fitbitも同様の機能を持っているが、FuelBand SEにはこの機能はない。さらに、UPユーザーはこのデバイスに対して、特別な短時間睡眠モードを使って、短い「仮眠」から起こすように命令することもできる。筆者は、長い間座り続けていると振動して警告する機能などを気に入っている。

初代UPは、Bluetoothを必要としていた。
初代UPは、Bluetoothを必要としていた。
提供:Josh Miller/CNET

Bluetoothが搭載されて大きく改善

 Jawbone UP24が初代UPに比べて大きく改善された点は、Bluetoothによる無線同期が可能になったことだ。これは筆者が初代UPに本当に欲しかった機能で、これがあるとないとでは大きく違う。また、これでUP24は、Fitbitの製品ラインアップ(Zip、Flex、Force)、NikeのFuelBand SE、「Basis B1 Band」を含め、最新の競争力のあるフィットネスデバイスと戦えるようになった。

 さらに、BluetoothはUP24が持つ多くの進んだ機能の背後にある原動力でもある。新しくなったモバイルアプリ、「UP 3.0」と組み合わせることによって、UP24は短期的な進行状況を記録する。Jawboneはこの記録を「streak」(連続達成記録)と呼んでいる。基本的に、毎日のゴールを3日、5日、7日連続でクリアすると、アプリが褒めてくれるようになっている。このアプリは、「マイルストーン」と名付けられた、より大きな目標も記録することができる。これには、例えば100万歩の達成や、その他の長期的な目標が含まれる。

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