ただしJawboneは、FitbitのFlexやNikeの「FuelBand SE」のような競合製品とは違って、この主力製品に文字や数字を表示できるディスプレイを付けないことを選んだ。他のデバイスは、歩数や消費カロリー、時刻などの重要な情報を表示できるが、UP24はそれらと比べて視覚的に劣っている。
先代のUPと同様に、UP24のインジケータは、星形や半月形に緑、黄色、赤で光ることで状態を伝える。正直に言って、UP24にディスプレイがないことは、筆者にとっては大きな失望だった。筆者は自分がどれだけ活動的か(あるいは怠けているか)を素早くチェックしたいと思っているからだ。ポケットや鞄を探ってスマートフォンを取り出し、アプリが起動するのを待つのは時間がかかりすぎる。特に歩道のほかの歩行者を避けながら歩いているときにチェックするのは至難の業だ。
残念ながら、UP24は画面を省くことによって、サイズや重さの面で大きく優れているというわけでもない。このデバイスは、FuelBand SEやForceよりはやや軽いが、その差はわずかだ。
UP24の一方の端には、大きく、平らで、四角いボタンがある。これを押したり長押ししたりすることで、デバイスをさまざまなモードに変更し、睡眠を記録したり、端末が動作中かどうか、電源が残っているかを確認できる。UP24のもう一方の端には、2.5mmの小さなヘッドホンジャックのように見える端子がある。このコネクタの主な用途は、同梱のUSBケーブルを使用した充電だ。先代のUPでは、より大きな3.5mmのプラグで充電とデータ転送(スマートフォンのヘッドホンポートを使用する)を行っていたが、今回は変更になった。
UP24は、本当に革命的なフィットネス製品というよりは、先代が進化したものと考えるべきだろう。どちらのデバイスも、歩数を記録したり、それによるカロリー消費を記録するといった、歩数計の機能を提供している。
それに加え、モバイルアプリUPを使って、食べた食事や間食を記録することもできるため、どれだけのカロリーを摂取し、運動によってどれだけ消費したかを確認できる。しかし、UPプラットフォームは、この食事記録機能をさらに強化した。
網羅的なデータベースから、メニューや飲み物、スナックなどを選べるだけでなく、パッケージされた食べ物のバーコードをスキャンすることによって、摂取した栄養を一瞬で入力できる機能が導入された。さらに、食べ物の写真を撮り、Jawboneが選んだ画像ギャラリーの中から食材を選択するという機能もある。
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