操作時のパフォーマンスは2012年モデルよりはるかに快適になった。あらゆることに関して反応速度が向上しており、フラストレーションを感じることは極めて少なくなった。その結果、全体的な体験がこれまでよりはるかに楽しいものになっている。
このように動作が快適になったことの要因の1つは「Fire OS」の最適化だが、Qualcommの新しいSnapdragon 800 SoCもそれに貢献している。SoCが必要なパフォーマンス向上を実現するので、ユーザーはアクセスしたいメニューが表示されるまでの数秒の遅延を我慢する必要がなくなった。
デバイス | CPU | GPU | RAM | テスト機のOS |
---|---|---|---|---|
Amazon Kindle Fire HDX 8.9 | 2.2GHz、クアッドコアの Qualcomm Snapdragon 800 | Adreno 330 | 2Gバイト | Amazon Android Mojito 3.0 |
Apple iPad Air | 1.4GHz、デュアルコアの Apple A7 | 未確認 | 1Gバイト | iOS 7.0.3 |
ASUS Transformer Pad TF701T | 1.9GHzのTegra 4 | 72コアGPU | 2Gバイト | Android 4.2.2 |
パフォーマンスと言えば、ポリゴンゲームのパフォーマンスもタブレットにしては素晴らしく、サムスンのGALAXY Note 10.1(2014年モデル)より優れていた。しかし、iPad Airと比較するのは少し難しい。なぜなら、iPadバージョンでは、多くのアプリでより多くの効果が使われているからだ。だが、iPad Airは3DMarkで最も優れたスコアを出した。これについては後で詳述する。
ゲーム「Asphalt 8」はスムーズに動作するが、HDX 7ほどではない。これはおそらく、HDX 8.9の方が解像度が高く、Snapdragon 800が画面をピクセルで満たすためにより多くの処理を実行しなければならなくなったことが原因だろう。
「Riptide GP 2」はすべてのグラフィカル機能を最大値に設定した状態でも極めて滑らかなフレームレートで動作したが、画面上に表示されるものが増えると少しだけ動きが遅くなった。筆者は「N.O.V.A. 3」のようなゲームをテストする機会をまだ得ていない。HDXのインターフェースからは、同ゲームのKindle Fireバージョンにアクセスできなかったからだ。
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