米Yahooの最高経営責任者(CEO)Marissa Mayer氏は米国時間11月25日、ABC Newsのパーソナリティを務めていたKatie Couric氏が「Global Anchor」という肩書でYahooに加わる予定であることを発表した。2013年夏に示唆されたこの動きについては、今回の発表の前の数日間で立て続けに報道されていた。
この動きは、Mayer氏の明確なビジョンに完璧に一致する。
Mayer氏がCEOに就任してから1年以上が経過したYahooはまず、メールや検索といった技術を中心とする製品などの事業の刷新するとともに、モバイル分野の推進を強化した。2012年7月のCEO就任以降、Mayer氏が最も注目を浴びたのは、11億ドルでTumblrを買収したことだった。
それによってどれだけの新しい分野が切り開かれただろうか。その取り組みの多くは、長年にわたって十分に刷新されることなく古くなったYahoo製品の埃を払うという点で効果を発揮し、Tumblr買収も、古くからインターネットで事業を展開する同社による、現時点で若者の心をつかむ見栄えのよい製品の獲得につながった。総合的に両者は、広告収入においてGoogleとFacebookに対するより強力な競合企業にYahooを仕立て上げようとするMayer氏の戦略だった。
そして現在、Mayer氏はCouric氏とDavid Pogue氏の雇用によって、自身がYahooの基本的目標として公言してきた「人々を楽しませる」というミッションをYahooがどのようにして実現するつもりなのかを明確に示している。
同氏は、他のどの分野よりも急速に成長している広告分野に着目しており、Yahooにとって幸いなことに、この分野についてはまだ誰もが攻略法を模索している段階にある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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