他には、スマートフォンを買ったばかりだが、やっぱりiPhoneが欲しいという場合、追加でSIMフリー版の最新iPhoneを購入したほうがよい場合もある。一例を挙げてみよう。
例えばドコモのGalaxy Note3(SC-01F)をMNP新規契約で買ったばかりの人は、月額3850円(11月25日現在)という高額な「月々サポート」がついている。今、解約や新たにドコモiPhoneを買ってしまうとその権利が消失してしまう。今月買ったばかりであと23カ月残しているなら3850円×23カ月=8万8550円も、月額料金から引いてもらえるはずの金額が消えてしまうのだ。
また、販売店から大きな特典をもらって契約した回線では、契約に関する約束の中で一定期間、機種変更をしてはいけないという条件のついている人も、機種変更としてキャリアからiPhoneを購入できないため、SIMフリー版がよい場合がある。
そういった時に契約に縛られないSIMフリーiPhoneは、SIMの差し換えで利用できるメリットがある。
例に挙げたGalaxy Note3(SC-01F)を購入した回線でSIMフリーiPhoneを使う場合、プロバイダ契約をspモードからmopera U スタンダードに変更(月額210円プラス)して、SIMのサイズをnanoサイズへ変更(キャリアショップで依頼、有料2100円)する必要があるが、この手続きだけでは月々サポートが消失することはない。
これまで検討してきたが、もし2年間は使うと考えているならば、SIMフリー版のメリットは少なく、コスト的にもサポートの問題でもデメリットのほうが多そうだ。
SIMフリーでいろいろなことを試してみたい人には、ぜひ購入して楽しんでもらいたいが、よくわからない場合や、他人の手助けを必要とする場合は、SIMフリー版に安易に手を出すのは控えたほうがよいだろう。
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