Appleが10億ユーロ(13億4000万ドル)超の税金をイタリア国税庁に申告しなかったとして非難されている問題で、同社に対して民事、さらには刑事の両面で制裁が下される可能性が出てきた。
イタリアのメディアがこの状況を知る司法関係者の話として最初に報じ、Reutersが確認したところによると、Appleによる税金問題について現在調査が「進行中」だという。
ただし、この関係者は詳細を明かしていない。
イタリアの税法は非常に厳しいことで知られており、特にここ最近では、多国籍企業が同国への税の支払いを回避あるいは脱税しているという非難が続いていた。イタリアの法人税率は現在31%となっており、英国が24%前後としているのに比べ、かなりの高さだ。それでも、英国に所在する多くの大手シリコンバレー企業が、同国内で得た全利益の4分の1近くに達する税金の支払いを全額回避するため、それらの利益を国外の銀行に投入しているとして、現在も非難を受けている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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