iFixitによると、今週発売されたAppleの「Retina」ディスプレイ搭載「iPad mini」を修理するのは容易ではないという。
iFixitは米国時間11月13日、Retinaディスプレイ搭載iPad miniの正式な分解記事を掲載した。iFixitはその分解作業の中で、同デバイスを分解して何らかの修理を試みるのはこれまでの「iPad」と同様に非常に難しいことを確認した。実際に、iFixitは同デバイスの修理可能性を10点満点中2点と評価している(点数が高いほど、デバイスの修理が容易)。結論を言うと、Retinaディスプレイ搭載iPad miniをユーザーが自分で修理するのは容易ではない。
iFixitによると、iPad miniの修理可能性の評価が低い要因としては、ねじを見つけにくいことや、「Lightning」コネクタがロジックボードに半田付けされていること、コンポーネントを固定するのに「大量の接着剤」が使われていることが挙げられるという。
とはいえ、iFixitはいくつかの点で、Retinaディスプレイ搭載iPad miniを高く評価している。Appleがバッテリをロジックボードに半田付けしていないことは歓迎された。LCDとガラスが一体化されていないので、故障した場合、それぞれの部品を個別に交換すれば済むことについても、Appleは高く評価された。
分解作業の中で、iFixitは使用したモデルにLG製のディスプレイが搭載されていることを確認した。タッチスクリーンコントローラはBroadcom製、フラッシュストレージは東芝製だった。iFixitによると、「A7」チップと「M7」モーションコプロセッサにはAppleのブランドマークが印刷されているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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