(編集部注:米CNETによる「Surface Pro 2」のレビューを前編と後編の2回に分けて翻訳して公開します。前編は11月13日に公開されています)
「Surface Pro 2」はウルトラブックと同じくらいの厚さなので、多くのポートや接続端子が搭載されていると考えても無理はない。しかし、USB 3.0ポートは1基しかなく、不十分に感じられる。ほかにMini DisplayPortとmicroSDカードスロットが搭載されているが、これらの端子を利用するときはアダプタが必要になることがありそうだ。
しかし、明るい話題もある。初代Surfaceが発売されたときは、残念なことに専用のSurface Proドックが用意されていなかったが、今回Microsoftは「Surface 2」をよりビジネスユースに適したものにするため、ドッキングステーションを追加した。Surface Pro 2の下に設置するこの199.99ドルのアクセサリは、USB 2.0ポートとUSB 3.0ポート、イーサネット端子、Mini DisplayPort接続端子、音声入出力端子を備える。
Microsoft Surface Pro 2 | |
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ビデオ | Mini DisplayPort |
音声 | ステレオスピーカー、ヘッドホン/マイクコンボジャック |
データ | USB 3.0ポート×1、microSDカードリーダー |
ネットワーク | 802.11n Wi-Fi、Bluetooth |
光学ドライブ | なし |
Surface Pro 2の開始価格は(初代Proと同じ)899ドルだが、RAMは4Gバイトから8Gバイトに、内部ストレージは最大512GバイトのSSDにアップグレードすることが可能だ。最もハイスペックな8GバイトのRAMと512GバイトのSSDの構成を選択すると、価格は1799ドルになる。今回のレビューで使用したのはベーシックな899ドルのモデルだ。
Surface Pro 2は米CNETが実施したベンチマークテストのほとんどで前機種のパフォーマンスを若干上回り、ソニーの「VAIO Tap 11」より高速だった。VAIO Tap 11は、Surface Proに搭載の「Core i5 U」シリーズのチップよりさらに消費電力の低い「Core i5 Y」シリーズのチップを採用している。キックスタンドとキーボードカバーのおかげでノートPCに極めて近い使用感のSurface Pro 2は、強力な性能を備えており、「Photoshop」からHD動画再生、事務作業まで、あらゆる主要タスクを処理できるという印象だ。読者の皆さんのデスクには、より大きなノートPCが置かれているかもしれないが、それと同じくらい快適に動作しそうな感じがする。一日中生産作業を行う上で大きな障害になるのは、おそらくSurface Pro 2の比較的小さいスクリーンサイズだろう。
初代Surface ProとSurface Pro 2の最大の違いは、後者のCPUがIntelの第4世代Core iシリーズのチップ(開発コード名「Haswell」)にアップグレードされていることだ。これらの新しいチップがもたらすシステムパフォーマンスの向上はごくわずかだが、バッテリ持続時間が大幅に改善されるため、その意義は大きい。
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