「Surface Pro 2」レビュー(後編)--バッテリ持続時間の改善を果たした新モデル - (page 2)

Dan Ackerman (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2013年11月14日 07時30分

 さらに、Microsoftによると、内部に独自の最適化を施したこともバッテリ持続時間の改善につながっているという。バッテリ持続時間の改善に貢献しているのが何であれ、テスト結果は喜ばしいものだった。バッテリがなくなるまで動画再生を続けるテストで、Surface Pro 2は6時間55分間動作した。初代Surface Proは同じテストで4時間30分間しか動作しなかった。その平凡なバッテリ性能は、初代モデルに対する主な不満の1つだった。

マルチメディアマルチタスキングテスト(単位:秒)
(棒グラフが短いほど高パフォーマンス)

Adobe Photoshop CS5による画像処理テスト(単位:秒)
(棒グラフが短いほど高パフォーマンス)

AppleのiTunesでのエンコードテスト(単位:秒)
(棒グラフが短いほど高パフォーマンス)

HandBrakeでのマルチメディアマルチタスキングテスト(単位:秒)
(棒グラフが短いほど高パフォーマンス)

動画連続再生によるバッテリ耐久テスト(単位:分)
(棒グラフが長いほど高パフォーマンス)

結論

 Surface Pro 2はMicrosoftのフラッグシップタブレットの本当の意味でのバージョン2.0というよりも、以前見たことがある製品の控えめな改良バージョンという印象を受けた。現在、新しいWindows 8システムの購入を検討している人は誰でも、バッテリ持続時間と電力効率の改善のためだけであっても、6月に発売されたIntelの第4世代CPUを求めるはずだ。Surface Pro 2はそれを提供しているし、キックスタンドの角度を2段階に調節できるようになったことで、Pro 2を膝の上に載せて使うのが以前より容易になった。一番がっかりしたのは、外観がいまだに第1世代のハードウェアのように見えることだ。一方、ソニーは競合するTap 11システムの薄型化と軽量化を実現している。

 大きな新機能やデザインの変更がないSurface Pro 2が市場リーダーとして存在感を放つには、依然としてアクセサリに頼るところが大きい。しかし、新しいスレートタイプの「Core i5」搭載タブレットの発売予定がほとんどないため(多くの競合モデルは、ほとんどの時間をクラムシェル型のノートPCモードで使用するハイブリッド端末だ)、MicrosoftのSurface Pro 2は、市場の狭い一角におけるトップの地位を何とか維持している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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