UPDATE サンフランシスコ発--Googleは米国時間10月31日、「Nexus 5」を発表した。同社の主力スマートフォンは今回、4G LTE対応となり、カメラが改良され、「Android」の高速な最新版である「KitKat」を搭載している。
Googleは「Android 4.4」(開発コード名「KitKat」)において、3つのテーマに重点的に取り組んだと、同社の「Chrome」とAndroid事業を統括するSundar Pichai氏は述べた。つまり、ローエンドの端末でも動作できるようにすること、より「美しく没入感の高い」ものにすること、「Googleの知能」を端末に投入することである。
Pichai氏は31日の記者会見で、「コンピューティングに対するわれわれのビジョンは、Androidを電話だけでなくあらゆる端末上で動作できるように設計することである」と述べた。「しかし、Androidを同一バージョンであらゆるフォームファクタに対応できるようにすることが重要だ。KitKatは、その目的に向けた最初の大きな一歩である」(Pichai氏)
同OSの新機能として、ユーザーが任意の電話番号を自分のアドレス帳に登録していなくても検索できる刷新されたダイヤル機能がある。例えば、レストランの名前を入力し始めれば、一覧に電話番号が表示される。また、検索結果やクエリに、ウェブに加えてアプリからのデータが取得できるようになった。例えば、レストランを検索する際に、検索結果にアプリを含めることができる。
統一された検索機能は、ChromeとAndroidの統合に向けてGoogleがとった最初のステップであるとPichai氏は述べた。
Nexus 5は5インチの画面を搭載し、これまでの「Nexus」スマートフォンの中で最も大きい。解像度は「LG G2」のHDディスプレイと同じ1920×1080ピクセルで、ピクセル密度は445ppiである。
Nexus 5には、2.26GHzのクアッドコアCPU「Snapdragon 800」が搭載されている。前面カメラは1.3メガピクセル、背面カメラは8メガピクセルである。背面カメラには、光学式手ぶれ補正機能と、「HDR+」と呼ばれるGoogleによる新機能も搭載されている。HDR+は、ぶれを軽減し、明るい場所や暗い場所での撮影に役立つ。
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