米空軍は9月12日、最終機となる「C-17 Globemaster III」の初飛行として、ロングビーチからサウスカロライナ州チャールストンまでの横断飛行に軍幹部を搭乗させた。写真の副操縦士席に着いているのは、第437運用群の基準評価担当チーフであるDoug Soho空軍中佐である。写真には写っていないがこの左側に操縦士席があり、将官クラスが交代でその席に着いた。James Jackson中将(米空軍予備役司令官)が離陸を担当し、飛行中はPaul Selva大将(米航空機動軍団司令官)、着陸時の操縦にはStanley Clarke中将(州空軍指揮官)が当たった。
今回の飛行は、C-17の処女飛行(1991年9月15日)からほぼ22年の時を経ており、米空軍が量産モデルを最初に受領したのは1993年6月のことだった。それ以来、Boeingは合計257機のC-17航空機を出荷しているが、そのうち34機は英国、オーストラリア、インド、カタールなどの諸国向けである。
提供: U.S. Air Force photo/Senior Airman Dennis Sloan