米CNETがPinterestに確認したところによると、同社は資金調達ラウンドを完了し、38億ドルという企業価値に基づいて2億2500万ドルを調達したという。Pinterestによると、投資企業として新たに加わったFidelity Investmentsがこのラウンドの幹事を務め、既存の投資企業であるAndreessen HorowitzやBessemer Venture Partners、FirstMark Capital、Valiant Capital Partnersから資金を得たという。
AllThingsDが最初に報じた今回の資金調達は、Pinterestが先に実施した2億ドルの資金調達ラウンドからちょうど8カ月後に実施された。なお、その際の資金調達ラウンドにおける同社の企業価値は25億ドルだった。
今回の天文学的な金額の資金調達は、レシピや洋服、感動的な言葉といったものをデジタルピンボードに貼り付けられるようにするPinterestの人気ウェブおよびモバイルアプリから利益を生み出そうと同社が取り組んでいるなかで実施された。Pinterestが広告の導入を試験的に開始してから約1カ月しか経っておらず、同社は最初のクライアントには課金しないと述べているため、創業3年の同社はまだ利益を生み出せていない。
Pinterestは、新たに獲得した資金を用いて、広告の試験的な導入を「世界的なプログラム」にするとともに、2013年末までに新たに10カ国で財務基盤を強化すると述べている。また同社は、企業買収の実施や、インフラの増強、同社のサービス利用の4分の3以上を占めるまでになったモバイル製品への投資を計画していると述べている。
Pinterestはこれまでに5億6400万ドルを調達したことになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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