信じがたい話だが、1977年に公開されたジェームズ・ボンド・シリーズの傑作映画「007 私を愛したスパイ」の撮影で使われた潜水艦型「Lotus Esprit(ロータスエスプリ)」(通称「Wet Nelly」)は、100ドル足らずで購入されたロングアイランドの倉庫の中から発見された。この車は本物で、かつて主演のRoger Mooreが007として操縦していた、十分に機能する潜水機であることが明らかになった。2013年9月に、ロンドンのオークションで96万8000ドルの値を付け落札されている。
激しい入札合戦で熱心なライバルに競り勝ったとされる人物が、ほかならぬTeslaとSpaceXの最高経営責任者(CEO)を務めるElon Musk氏であることが明らかになったと、Jalopnikが伝えている。
米CNETは、SpaceXのMusk氏の代理人に対してコメントを求めたが、本稿執筆時点で回答は得られていない。
匿名の人物が1989年に倉庫で偶然見つけたというこのロータスエスプリは、発見から数年後、映画で使用された実際に動作する潜水艇であることを、イアン・フレミング財団が製作者の協力を得て証明した。車道シーン向けの路上走行車や宣伝用モデルなど複数のバージョンのロータスが製作されたが、ロードアイランドで発見されたロータスエスプリは、潜水可能な唯一の車体であった。しかしこれには路上を走る車としての機能はなく、タイヤの交換も不可能だ。このロータスは、本物であることが証明された後、ロンドンのRM Auctionに持ち込まれ、自動車愛好家のMusk氏が落札するに至った。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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