PCゲーム業界では、すべてと言ってもよいほど多くの人々がリビングルームとそこに置かれているテレビを目指している。Valveが9月に「SteamOS」と「Steam Machine」を発表したことに引き続き、今度はNVIDIAがPCタイトルをテレビ画面上でプレイできるようにする計画を発表した。「NVIDIA GameStream」というブランドで展開されるこの計画は、同社のGPUが持つパフォーマンスと携帯ゲーム機「SHIELD」を組み合わせるものだという。
今回の発表はNVIDIAが米国時間10月18日にモントリオールで開催した「The Way It's Meant to be Played」イベントにおいて、最高経営責任者(CEO)Jen-Hsun Huang氏が同社のエコシステムに対する自らのビジョンを語るなかで行われた。
これは、SHIELDが持つストリーミング機能の可能性を探るためのNVIDIAの本格的な取り組みと言える。今までベータプログラムとして提供されていた同機能は、フリップ式のディスプレイを搭載したSHIELDのワイヤレス通信機能と、同社のGPUである「GeForce」製品を使用することで、PC上で実行されているコンソール機並みのゲームタイトルを低レイテンシでストリーミングできるようにするというものだ。
GameStreamはこれと全く同じアイデアだが、公式のブランド名が付けられ、リリース日は10月28日だと発表されている。簡単に言うと、GameStreamを使用すれば「GeForce GTX」グラフィックスカードを搭載したPCからのゲーム映像をWi-Fi機能によってSHIELDに送り、そこから有線でリビングルームのテレビ(HDMI入力端子が装備されているモニタであれば何でもよい)に送り込めるようになるというわけだ。
また、SHIELDをNykoの「PlayPad Pro」コントローラとBluetooth接続で連携させ、NVIDIAの言う「SHIELDのコンソールモード」にすることもできる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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