今週、Appleの大きなイベントが開催される。そこでは同社の2013年最後の新製品群となるものが披露されるだろう。
「iPhone 5s」と「iPhone 5c」の発表から約1カ月後に開催される米国時間10月22日のイベントでは、新バージョンの「iPad」やアップデートされた「Mac」、そして「OS X Mavericks」の価格と発売日が発表されるはずだ。
それは2012年の同時期に起きたこととほとんど同じである。そのときAppleは「iPad mini」を発表した。今週のイベントでは、完全に再設計されたフルサイズのiPadとともに、第2世代のiPad miniも発表される見通しだ。
同イベントは、サンフランシスコのダウンタウンにあるイエルパブエナ芸術センターシアターで開催される予定で、Appleの2013年最後のイベントになるとみられている。同社は2013年に入ってアナリストに対し、「忙しい」秋を期待してほしい、さらに2014年初頭にはもっと多くのことを期待していてほしいと述べていた。
iPhoneとiPadが大きな注目を集めているが(この2つの製品がAppleの利益の大部分をもたらしている)、あらゆる人が注視しているのは、ウェアラブルテクノロジやホームエンターテインメントを含むほかの分野への同社の進出だ。それら2つの分野に関することは、22日のイベントでは発表されない見通しだ。この記事では、実際に発表されそうなことを1つずつ簡潔に紹介していく。
Appleは完全に再設計されたフルサイズのiPadと、性能を強化したiPad miniを披露するとみられている。22日のイベントを前に、両タブレットに関する数え切れないほどの情報が流出している。そうした情報の多くを公開したのは、本物のiPhoneの部品を正式発表の何カ月か前に披露したのと同じ人たちだ。
フルサイズのiPadに関するリーク情報は、AppleがiPad miniとほとんど同じ外観を採用したことを示唆している。つまり横幅がスリムになり、背面のカーブが急になっている。iPad miniに関するリーク情報は、Appleが新しい「スペースグレイ」カラーを提供し、2012年のモデルには搭載されなかった「Retina Display」を採用することを示唆している。それらのモデルとともに、Appleの新しい「Smart Cover」も発表されるとみられており、2013年9月にリークされた動画に映っているのがSmart Coverだと考えられている。
AppleがiPhone 5sで導入した「Touch ID」指紋認証システムがこれらの新タブレットにも引き継がれるのかどうかは不明だ。先週リークされた写真は、新タブレットに指紋認証システムが搭載されることを示唆していた。とはいえ、これまでにiPhoneで導入されたバイブレーションやLEDフラッシュなどの機能、およびデザイン処理のすべてがiPadに引き継がれてきたわけではない。しかし、ホームボタン(センサが搭載されている場所)は主要なユーザー機能だ。
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