Appleは6月の年次開発者カンファレンスでMavericksを披露し、2013年中に発売すると約束した。その期限が急速に迫っていること、そして10月に同OSの最終バージョンが開発者向けにリリースされたことを考えると、Mavericksの価格と発売日が発表されることは確実だ。イベントの開催日に発売される可能性もある。
最近のほかのメジャーなOS Xリリースと同様に、Mavericksも「iOS」のいくつかの機能をOS Xにもたらしている。例えば「iBooks」やAppleの地図サービスなどだ。Appleは「Finder」や「Calendar」アプリ、通知サービスといった既存ソフトウェアの洗練度も高めている。
Appleがさらに詳しい情報を発表する可能性のある分野としては、Mavericksに組み込まれた電源管理機能のうちの一部が考えられる。これらの機能は、旧モデルを含む同社製ノートブックのバッテリ持続時間を延ばすことができるかもしれない。
Worldwide Developers Conference(WWDC)でMavericksとともに先行披露されたのが、新しい「Mac Pro」だった。この新型Mac Proは、Appleのデスクトップワークステーションを根本的に見直したものだ。AppleはWWDCで新型Mac Proの初期バージョンを披露したが、価格や発売日は発表せず、パフォーマンスを示すライブデモも行わなかった。
新型Mac Proは円筒形の筐体を採用しており、本体内から空気を排出する開口部が中心に設けられている。10年前に設計されたタワー型Mac Proに取って代わることになる。タワー型Mac Pro自体も「PowerMac G5」から進化したものだ。新しい機能には、高速化したプロセッサ、フラッシュメモリへの移行、「Thunderbolt 2」、HDMI、USB 3.0などが含まれる。
初期の段階でコンポーネントのみに基づいて算出された同マシンの予想価格は、およそ2800ドルからとなっていた。これはAppleが設定している既存モデルの販売価格より300ドル高い。
新型Mac Proと考えられるコンピュータが一部のオンラインベンチマークに姿を見せ始めたのは6月のことで、9月下旬にも確認されている。直近では、過去にAppleから製造を委託されたことのあるFlextronics Americaが、テキサス州で新型Mac Proを製造するために約1700人の従業員を雇っていることを示唆する記事がAustin American-Statesmanに掲載された。
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