「iPad mini」は登場から1年を迎えている。Appleは、アンコールに応えて何を出してくるだろうか?
Appleは米国時間10月22日、イベントを開催する。その内容として同社が明かしているのは、記者会見への招待状にある「We still have a lot to cover(お話したいことが、まだまだあります)」というキャッチフレーズ以上にはない。しかし、新しいiPadの登場は必然であり、それにはiPad miniも含まれるだろう。
われわれに分かっている確かなことはあるか?何もない。しかし、当初から浮上しているうわさは、大きい方のiPadでデザインに一部変更があるということを示唆している。その一方で、第2世代iPad miniについては、知られていないことがまだ意外なほどある。同デバイスは、基本的に同じフォームファクタを持ち、「iOS 7」を最初から搭載することになるだろう。では、それ以外に何があるか?
筆者自身もiPad miniについて望んでいることはいくつかある。非常にシンプルなことだ。「Retina Display」、より高速なプロセッサ、そして、大きさと重量が可能な限り同じであることだ。
期待できる限りで、どのようになるか最もあり得そうなことを以下に予測してみたい。
現行のiPad miniは、十分実用に堪えうる1024×768ピクセルの7.9インチディスプレイを搭載している。しかし、全体的な輝度、ピクセル密度、色品質はRetina Display搭載iPadには遠く及ばない。今こそピクセル数を上げる時だと思われる。ディスプレイサイズが違うことから、ここでのゴールはピクセル密度(インチあたりのピクセル数、つまり、PPI)であり、絶対解像度ではないことを覚えておいてもらいたい。現時点において現行のiPad mini(163ppi)は、9.7インチRetina搭載iPad(262ppi)やRetina搭載「iPhone 5s」(326ppi)、そして、直接的な競合製品である7インチの2013年版「Nexus 7」(323ppi)に大きく遅れをとっている。
一方、一部のうわさは、新しいiPad miniが2012年版と全く同じディスプレイを搭載することを示唆している。または、2つのiPad miniモデルが登場する可能性もある。つまり、新しいRetina搭載iPad miniとワンランク下の低解像度モデル(あるいは単にそのままラインアップに残った2012年版iPad mini)だ。
iPad miniは、小さなサイズにトップエンドの機能というスイートスポットを捉えた構成になっており、現行の第4世代iPadに比べて全体的により新しいデザインなので、大きな変更を期待してはいけない。一方、多少厚みが増す可能性がある。もし、大きい方のiPadがRetina化した時のことが何かを示唆するとしたら、Retina搭載iPad miniは、より大きな電源を同ディスプレイ用に内蔵するため、少しだけ重くなる可能性がある。いずれにしても、見た目にはあまり変化がないと思った方が良い。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス