Facebookはこのたび、Cisco Systemsを「友達」に追加した。
両社は提携を結び、レストラン、ホテル、小売店舗、その他公共の場所を対象に、Facebookのネットワークと連携する統合Wi-Fiチェックイン体験を提供する。こうしたサービスを利用することで、小売店舗は顧客に関するさらに多くのデータを入手でき、よりターゲットを絞ったアドバイス、広告、または割引が可能になる。
この取り組みは、「Cisco Connected Mobile Experience(CMX)with Facebook Wi-Fi」という長い名称を持ち、複数のサービスとルータ機器の組み合わせで構成されているが、レストランチェーンBonefish Grillの2店舗を含む複数の企業でテストが現在進められている。
顧客は店舗に足を踏み入れると、Wi-Fiネットワークに接続することができ、ここから自動でFacebookのチェックインページに誘導される。このページには、訪れた店舗に関する情報や、利用可能な割引および特典が表示される。
一方のFacebookは、これらのチェックインから大量の匿名データを取得できるほか、企業による顧客の属性分析も支援できる。
さらに企業に対しても、このサービスを利用する動機付けが設けられている。FacebookのWi-Fiチェックインルートはブランドに関する活動をさらに促進することにもなり、チェックインや記事の生成件数が増加すれば、Facebookの「Graph Search」におけるランク上昇につながる。
このサービスはオプションのようだが、Wi-Fiアクセスを利用するためにFacebookへのチェックインが必須なのか否かは不明だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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