新たな報道によると、「Retina」ディスプレイ搭載の「iPad mini」を提供するとされるAppleの計画の雲行きが怪しくなっている可能性があるという。
同社がRetinaディスプレイ搭載iPad miniの量産開始を同社のサプライチェーンに求めたのはつい最近のことであるため、2013年は同端末の供給が不足する可能性があると、ReutersはAppleのサプライチェーン関係者らの話として報じている。
Appleができるだけ早期に同社の高解像度RetinaディスプレイをiPad miniに搭載したいと考えているといううわさは数カ月前から流れていた。Amazonはつい先日、同等の高解像度ディスプレイを搭載する「Kindle Fire HDX」を発表しており、Appleはこれに対抗しなければならないという圧力を感じている。Reutersによると、同社は早期にこれに対抗したい考えだが、十分な数量の端末を店頭に揃えることが困難になる可能性があるという。
Reutersの情報筋らによると、Appleは10月に新しいiPad miniを発表する予定だという。情報筋らは、他にどのような機能がこの小型版端末に搭載される見込みであるかについては述べていない。
Appleがなぜ、RetinaディスプレイのiPad miniへの搭載に苦心しているのかははっきりとは明らかになっていない。Reutersは、Appleがまずはコストを削減したいと考えたことや、パネル製造業者の認定に時間をかけすぎたことなどを、複数の事情をサプライチェーン関係者らから聞いたとしている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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