シャープは9月18日、同社の取締役会において、デンソー、マキタ、LIXILの3社を割当先とした新株式発行を決議したと発表した。デンソー(25億円)、マキタ(100億円)、LIXIL(50億円)の3社から合計で175億円を調達する。あわせて公募増資により、合計上限1489億円を調達する予定だ。これによりシャープが調達する資金は、合計で1664億円。これら資金を2016年3月までに計画する設備投資資金に全額充当する。
また同日、2014年度3月期第2四半期の連結業績予想を上方修正した。売上高は1兆3100億円(前回発表時は1兆2700億円)、営業利益は300億円(同150億円)、経常利益は20億円(同50億円の赤字)、四半期純利益は100億円の赤字(同200億円の赤字)となる。
シャープでは、携帯電話の販売減に伴う期初想定からの下振れが見込まれるものの、健康・環境、ビジネス・ソリューションをはじめ、スマートフォンやタブレット端末向けのカメラモジュールを中心とした電子デバイスが堅調に推移していること、太陽電池とテレビ用大型液晶パネルが期初想定よりも上振れる見込みになっていること、などを上方修正の要因としている。なお、通期業績予想については前回公表から修正はしていない。
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