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まもなくiPhone 5s/5c発売、iOS 7も18日から--松村太郎のApple一気読み

松村太郎2013年09月18日 13時25分

　9月9日～9月15日のAppleに関連するCNET Japan/ZDNet Japanのニュースをまとめた「今週のApple一気読み」。

　米国時間9月10日に行われたAppleのiPhone発表イベントで登場したiPhone 5sとiPhone 5c。市場の予測ほど廉価ではないが質感を重視したiPhone 5cと、世界初の64ビットA7プロセッサを搭載し指紋センサを追加したハイエンドモデルiPhone 5sの2機種を発表した。iPhone 5cは9月13日から予約開始、iPhone 5sは予約なしで9月20日発売となっている。

Appleの発表の中でNTTドコモロゴがスライド上で紹介された

　日本のユーザーに注目されたNTTドコモでの発売も、Appleの発表の中でロゴがスライド上で紹介され、大きく扱われた。iPhone発売を間近にして、発表内容とその後の反応などをまとめている。

　早速振り返っていこう。

iPhone発表イベントを総ざらい

　9月10日の発表を受けて、iPhone発表イベント、新製品のiPhone 5s、iPhone 5cの詳細な情報に関する記事が大量に配信された。iPhone 5s、iPhone 5cの端末についておさらいしておこう。

【iPhone 5s】

iPhone 5後継のハイエンドモデル
4インチRetinaディスプレイ、筐体のデザイン、サイズ、重さはiPhone 5と同じ
ゴールドの新色が登場し、スレートはスペースグレーに変更。シルバーを加えた3色展開
「A7」プロセッサを搭載し、スマートフォン初の64ビット機となる
加速度・ジャイロ・電子コンパスのセンサと処理を行う「M7」モーション・コプロセッサ搭載
背面のiSightカメラは800万画素のままだが撮影素子の大型化とF2.2の明るいレンズを搭載
秒間10コマの静止画連写と、秒間120フレームのスローモーション動画撮影に対応
2色のフラッシュを搭載し、シーンに応じて1000種類以上のパターンで発光。自然な色合いを出す
内側のFaceTimeカメラは暗所での撮影でも明るく
指紋センサ「Touch ID」をホームボタンに搭載、A7チップの専用領域に保存
バッテリ持続時間はiPhone 5よりわずかに向上
より多くのLTEバンドに対応
予約なしで9月20日午前8時に発売
2年契約を前提に、16Gバイトが199ドル、32Gバイトが299ドル、64Gバイトが399ドル

【iPhone 5c】

iPhone 5とほぼ同等の仕様（A6プロセッサ、4インチRetinaディスプレイ、800万画素カメラ）
ボディの素材はポリカーボネイトプラスティック。5色展開に
バッテリ容量がiPhone 5より増え、重さ・厚みが増す。iPhone 5sと同等のバッテリ持続時間に
内側のFaceTimeカメラは暗所での撮影でも明るく
専用のカバーが6色展開で発売され、端末の色との組み合わせは30種類
より多くのLTEバンドに対応
予約は9月13日より開始、発売は9月20日午前8時
2年契約を前提に、16Gバイトが99ドル、32Gバイトが199ドル、64Gバイトが299ドル

　発売に先立ち、iOS 7が9月18日から無償で配信される。iOS初の大幅なデザイン刷新と、64ビット対応、カメラアプリの進化、Air Dropやフォトストリームなどの写真共有の強化などが行われることがアナウンスされた。

　日本にユーザーにとって大きなニュースは国内最大手の携帯電話会社NTTドコモによるiPhone発売だ。料金プランはこれまでのLTEサービスXi向け料金プランをそのまま利用する形となるが、NTTドコモのiPhoneへのMNPによる乗り換えや、かつてNTTドコモを使っていて他社へMNPで移ったユーザーへのおかえり割引など、iPhoneを目当てに他社へ移ったユーザーに対する呼び戻し施策にも積極的だ。