8月12日~8月18日のAppleに関連するCNET Japan/ZDNet Japanのニュースをまとめた「今週のApple一気読み」。
残暑お見舞い申し上げます。
日本はお盆休みが終わり、また仕事に戻る方も多いのではないだろうか。しかしまだ暑い日が続いているようで、今秋から日本に出張する筆者としては、少し暑さに身構えて行こうと思う。さて、先週8月16日に、米国ではアシュトン・カッチャーがスティーブ・ジョブズ氏を演じる映画「JOBS」が公開となった。まずはその話題から見ていこう。
ジョブズ氏がこの世を去ってから、彼を題材とした作品はいくつか制作されている。その中でまず公開となったのがアシュトン・カッチャーがジョブズ氏に扮する作品「JOBS」だ。本作は、2011年に発売されたジョブズ氏の伝記を元にしている作品ではない。ストーリーは、ジョブズ氏の大学時代からApple創業、Macintoshリリース、Apple退社と復帰といった流れを、青春群像劇のように描いている。
話の流れは、皆さんがお読みになった伝記の通りで、ついつい表現されていない部分については自分で補完してしまうが、iPhoneやiPadなどいま我々に馴染みのあるプロダクトに関してはあまり語られておらず、またジョブズ自身というよりはその周辺の事実を再現しているような感覚で、やや物足りなさがあった。
しかしカッチャーのジョブズ氏になりきっている演技は見所だ。照れ笑いのような表情は、ついついこちらもにんまりとしてしまう。また、父に支えられてながら、チャレンジを繰り返してきたこと、そしてAppleに復帰してからジョナサン・アイヴ氏に出会ったことで情熱を取り戻したことなどが表現されていた。
さて、封切りから初めての週末を迎えているが、各メディアでの評価はひどいものだった。みなさんはこの映画を、どう見るだろう。
L・エリソン氏、S・ジョブズ氏を米テレビ番組で語る:「スティーブはわれらが『エジソン』だった」 (8月13日)おそらく9月に発表・発売されると見られる次期iPhone。現状はiPhone 5の後継となる「iPhone 5S」と、廉価版となる「iPhone 5C」がリリースされるとの見方が大勢を占めている。
iPhone 5Sについては、腕時計の文字盤のカバーなどに使われる傷つきにくいサファイヤクリスタルでできたホームボタンを採用し、指紋認証が搭載されるとの記事が紹介されている。iOS 7ではiCloud Keychainなど、ウェブ等でのセキュリティ強化と利便性を両立した機能が搭載されるが、こうした機能をよりシンプルに活用できるようにするかもしれない。
またプロセッサは、ARMによる64ビット「ARMv8」アーキテクチャをベースにした64ビットに対応するA7が搭載されると見られており、処理能力が大幅に向上する、もしくは効率化すると指摘されている。また、128GB版が選択できるようになる点、またゴールド、もしくはシャンパンゴールドのカラーが設定されると見られる。
一方、廉価版として新たに設定されるモデルとして「iPhone 5C」が噂に上がっている。性能面や機能面での差を付け、新興国でのiPhone普及のキラーとなることが見込まれている。もちろん上位モデルの売上を奪うことが予測されるが、これまで1~2年前に最新モデルを廉価版として継続販売する形だったが、廉価版を別モデルに設定できるようになることで、最新モデルをより尖った設計にすることができるようになる。
製品構成とサイクルの変更が奏功するか、一定の成果は2013年末までになりそうだ。
新型「iPhone」、サファイアクリスタル製ホームボタンを採用か--指紋認証も?(8月12日)AppleはiOS 7で大きなデザイン変更を行うが、これまでiOSのiPadに近い雰囲気だったiCloudのウェブサイトを、iOS 7のデザインに変えようとしている。ベータ版のサイトのデザインに変更が加えられた。CNETの記事で、画面デザインの画像を見ることができる。
アップル、「iCloud」ベータ版サイトに「iOS 7」風の新デザインを採用(8月15日)Children’s Online Privacy Protection Act(COPPA)が改正され、アプリのガイドラインに対しての改訂が行われている。この法はこれまで、子供のプライバシーを守るため、親の同意なしに13歳未満の子供の名前や住所、電話番号を収集することができないと定められていた。2013年からは、これらに加え、写真、動画、音声に拡大された。写真などの共有を主とするソーシャルメディアなどのサービスはほとんどがこの制限対象に含まれることになる。
また、こうした要件を満たしているアプリを揃えた「キッズ」カテゴリが用意され、情報が共有される心配がなく子供が安心して利用できるアプリが集まるカテゴリとなる。Appleは今後、このカテゴリに入るアプリがきちんと基準を守るかどうか、コントロールしていく必要があるだろう。
アップル、アプリガイドラインを改定--児童プライバシー保護法改正踏まえ(8月15日)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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