「Google Wallet」が事実上すべての「Android」携帯で利用可能になった。
Googleが米国時間9月17日に発表したところによると、新しい「Google Wallet」アプリでは、携帯電話にNFC機能が搭載されていなければならないという制約が撤廃されたという。これにより、同アプリは「Android 2.3」以降が動作するすべての携帯電話で利用できるようになった。
またGoogle Walletの新バージョンでは、電子メールアドレスを所有している米国居住者宛てであればどのような人にもセキュアなかたちで送金することができる。ユーザーは銀行口座や、Google Walletの残高から、もしくは少額の手数料を払えば、あらかじめ指定しておいたクレジットカードやデビットカードを利用して、自由に送金できる。新アプリを用いて送金した後は、PC上の「Gmail」を用いて直接送金できるようにもなる。この機能ひとつを取っても、Google Walletは「PayPal」と同じくらい簡単に利用できるサービスとなるはずだ。
小売店が発行するポイントカードをすべて持ち歩くのにうんざりしていないだろうか?新しいGoogle Walletアプリを使えば、こういったポイントカードを自分のAndroid携帯に取り込めるようになる。
カード番号をアプリに入力しておけば、店舗での精算時にアプリをスキャンすることでポイントを獲得できる。現在利用できるポイントプログラムは、Alaska AirlinesやBelly、Red Mangoのものとなっている。また今後、Avis Car RentalやBJ's Restaurants、Cosi、Hard Rock International、InterContinental Hotels Group、Marriott International、Raley's、The Body Shopを含め、対象とするポイントプログラムの拡大を図っていくとGoogleは約束している。
さらに新たなアプリでは、地図や検索、Google+など、Googleが提供している他のサービスを通じてユーザーが見つけたお得情報も保存することができる。ユーザーは特定の店舗で同アプリを使用することで、こうしたお得情報を実際に利用できるようになる。
最後に、今回のアップデートにより、ユーザーはGoogle Walletを利用して購入した商品すべてを一覧できるようになる。
なお、Google Walletの新バージョンは既に「Google Play」ストアで公開されており、Android 2.3以降が動作する携帯電話を対象に提供されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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