サンフランシスコ発--「Google Wallet」は成長しつつあり、もはやスマートフォンをタップして支払いするというだけではなくなっている。
Googleは米国時間5月15日、同社の開発者向けカンファレンス「Google I/O」において、Google Walletに関して3つの発表を行った。Google Walletは、特化したタップ・アンド・ゴーテクノロジというサービスから大幅に躍進し、ウェブ上でより使いやすくなる。
最初の新機能は、Google Walletへの、または、Google Walletからの送金を電子メール経由で行えるようにするものだ。GoogleはAPIも公開しており、開発者はこのAPIを使ってGoogle Walletにアクセスすることができ、またプロセスを効率化して、顧客が決済情報を再入力せずに済むようにすることで、消費者の「Android」アプリやウェブ上での買い物を簡単にすることができる。そして最後に、同社は、販売業者がポイントカードやポイントプログラムに簡単にアクセスできるようするためのAPIを開発者向けに作成した。
Gmailを利用していない人への送金も可能だ。また自分の銀行口座がGoogle Walletと連携している場合や、Google Walletのプリペイドアカウントを使う場合には、送金は無料で行える。Google Walletと連携したクレジットカードやデビットカードを使って送金する場合には、サービス利用料がかかる。
Gmail経由での送金は現在、デスクトップでのみ利用可能だ。携帯電話経由で送金するには、wallet.google.comにあるGoogle Walletのモバイルサイトにアクセスする。お金を送る、または、受け取るには、Google Walletアカウントを開設する必要がある。また、電子メールによる送金は、米国内での送金のみに対応する。
この機能は今後数カ月かけて、米国の18歳以上のユーザーを対象に順次公開していく予定だ。また、友達がこの機能を利用していて、自分に送金してきた場合には、「$」マークの添付アイコンが表示されるようになる。
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