「Apple TV」は、ハードウェア的には古いかもしれないが、着実にアップデートを重ねることによって鮮度を保っている。
米国時間8月27日午前、Apple TVのソフトウェアアップデートが実施され、「VEVO」「Disney Channel」「Disney XD」「Smithsonian Channel」「The Weather Channel」という新アプリ5件がApple TVに加わった。Apple TVにとって、これはメジャーアップデートとなるが、アプリの選択肢で競合する「Roku 3」には後れを取っている。実際、VEVOとSmithsonianは、Rokuのセットトップボックス(STB)ではすでに利用できる(Smithsonianは米CNETを発行するCBSが共同で所有している)。
VEVOアプリの追加は大きな前進で、米国などのApple TVユーザーは、HD画質の音楽ビデオ7万5000タイトル、他のメディアでは見られないオリジナル番組、ライブコンサートなどからなるVEVOのライブラリに加え、テレビ放送と同じように週7日24時間流れ続ける「VEVO TV」チャンネルも視聴できるようになる。VEVOは米国で3番目に視聴が多い動画サイトで、comScoreが2013年3月に実施した調査によると、視聴者数は約5200万人で、これはYouTubeを含むGoogle傘下サイトの3分の1に相当し、Facebookより若干少ないという。Apple TV上でVEVOを利用できるのは、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、英国、ブラジル、フランス、アイルランド、イタリア、スペイン、オランダ、ポーランドとなっている。
Disneyの2チャンネル追加も魅力的だが、有料テレビを契約していない人は注意すべきだ。Disney ChannelとDisney XDはどちらも、ケーブルテレビまたは衛星テレビのプロバイダーへの加入による認証を求められるので、利用するには有料テレビの会員になる必要がある。両アプリでは、ライブテレビチャンネルに加えて、オンデマンドのコンテンツも視聴できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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