Oracleの最高経営責任者(CEO)のLarry Ellison氏がAppleの共同創設者であり前CEOであった故Steve Jobs氏を高く評価していたことは周知の事実だ。そのEllison氏がこのほど、まもなく放映される「CBS This Morning」のCharlie Rose氏のインタビューに対し、Jobs氏に対するこうした尊敬の念についてじっくり語っている。
米国時間8月12日に公開された同インタビューの予告編で、Ellison氏は、「Jobs氏は才気あふれる人物だった。彼は、われらがEdison、そしてPicassoであり、素晴らしい発明家だった」と語っている。
Ellison氏はJobs氏の親しい友人であり、Appleの共同創設者であったJobs氏の手腕、洞察力、そして細部にわたる注意力をこれまでに何度も称賛してきた。Ellison氏は1998年、Jobs氏がAppleで最も優れたCEOであると称賛する発言をしている。そして、Jobs氏が2011年に亡くなった際、Ellison氏は、「Steveは、優れたアイディアを製品化するという、業界のどんな人とも違ったことを成し遂げた」と述べている。
「CBS This Morning」のインタビューで、Rose氏はEllison氏に対し、もはやJobs氏というリーダーが統率することのないAppleが、今後どこに向かっていくのかを尋ねた。その質問に対してEllison氏は、Appleの歴史に目をやりさえすれば、その未来はあまり輝かしいものに見えないと答えている。
Ellison氏は、Rose氏に次のように語っている。「われわれはもう分かっている。われわれは、その実験の様子を目の当たりにした。つまり、その実験はもう済んでいる。われわれは、Steve Jobsが存在したApple、Steve Jobs不在のApple、そしてSteve Jobsが戻ってきたAppleを目にしてきた。これからは、Steve Jobs亡き後のAppleを見ていくことになる」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
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