Appleは、かなり以前からうわさの同社製テレビと顧客が相互にやり取りする方法を変えるため、エンターテインメント企業と交渉中であるという新しい報道が浮上した。
Appleは、ESPN、HBO、Viacomを含む大手ネットワーク数社との間で、これらの企業の番組をうわさされている同社のテレビ上のアプリに取り入れるための契約を締結するために、話し合いを持っていると、ニュースサイトQuartzは米国時間8月22日、Appleの計画に詳しいと主張する情報筋らの話として報じた。
Appleの具体的な計画は明らかではないが、Quartzの一部の情報筋らは、Appleが、複数の異なるネットワークからのコンテンツを含む有料テレビサービスを構築しようとしていると述べている。Appleの顧客はおそらく、料金を支払って同社サービスにアクセスすることによって、ネットワーク各社が提供する番組を視聴することができる。同社は一見、ケーブルテレビプロバイダーとなるようにも見えるが、インターネットを利用してそのサービスを提供するとQuartzは述べている。
Appleがテレビをリリースすることを示唆するうわさは何年も前から流れている。そのテレビセットには高度な画面技術、アプリへのアクセス、ジェスチャー制御、その他多数の機能が搭載されるとアナリストらは予測してきた。Apple製テレビのアイデアを最初に考案したのは、共同創設者である故Steve Jobs氏だった。同氏は、魅力的なテレビエクスペリエンスを提供するためのコードを「発見」したと述べていた。
それ以来、Appleが独自のテレビをリリースする時期に関する予測が出回っている。2013年という予測もあれば、2014年とする予測もあった。しかしAppleは、テレビセットに取り組んでいるかどうかさえ、まだ認めていない。
同様に、AppleはQuartzに対し、テレビへのコンテンツ提供についてメディア企業と話し合いを持っていることを認めなかった。しかしESPNは、話し合いが進行中であることをQuartzに対して認めた。ただし、「本質的に非常に予備調査的」なものであるとした。
HBOはQuartzに対し、現在のビジネスモデルを変更し、異なる方法でAppleに番組を提供したい考えはないと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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