米国時間8月23日に米国で発売が開始されたMotorolaの新型スマートフォン「Moto X」をiFixitがさっそく分解し、「Motorola X8 Mobile Computing System」(X8システム)が搭載された内部を明らかにした。
Motorolaが米CNETへのインタビューで説明していた通り、X8システムの主要コンポーネントはQualcomm製の1.7GHzプロセッサ「Snapdragon S4 Pro」となっている。なお、このプロセッサはMotorolaのデバイス向けに、両社の協力によってカスタマイズされたものだ。
X8システムには、Motorolaが設計した2つのプロセッサが組み込まれている。1つはジェスチャーを処理する「contextual computing processor」であり、もう1つは同社のデバイスの音声認識テクノロジを実装する「natural language processor」だ。
ここでの目的は、消費電力を抑えつつ高いパフォーマンスを実現することにある。
消費電力の話が出たところで、バッテリについて言及しておきたい。iFixitは、Motorolaの3.8V、2200mAhのリチウムイオンバッテリの写真を公開している。Motorolaの主張によると、このバッテリはMoto Xを「さまざまな用途」で用いた場合に、24時間使用できるという。
iFixitが見つけた、注目に値するコンポーネントとして、東芝製の16GバイトNAND型eMMCフラッシュストレージや、2Gバイトのシステムメモリ、10メガピクセルの背面カメラがある。なお、10メガというピクセル数は、「iPhone 5」に搭載されているカメラのそれよりも25%多くなっている。
では、プラスチック製カバーを取り外すのはどのくらい容易なのだろうか?Moto Xの内部にたどり着くことは、iFixitが期待していたほど簡単ではなかった。「背面パネルはデバイスに固定されていたが、それがさらに接着されていたことに当惑した」とiFixitは述べている。
iFixitはMotorolaとGoogleに対し、興味深い内部レイアウトについて称賛に近い言葉を贈っている。「設計上の選択は、独特以外の何物でもない」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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