Moto XがMotorolaとGoogleの協力によって生み出されたという事実を考えた場合、この携帯がAndroidの最新版であるバージョン4.3(開発コード名「Jelly Bean」)を搭載していない点に驚きを禁じ得ない。搭載OSはJelly Beanではあるもののバージョンが4.2.2なのである。とは言うものの、MotorolaはGoogleと協力し、さまざまな改良を施している。最も目を引くのは、同社が「タッチレスコントロール」と呼ぶコンテキストデータ処理機能だ。
これは携帯電話を使用していない時にも低消費電力モードでマイクを作動させておき、ユーザーの音声指示を待ち続けるという機能を格好良く言ったものだ。Motorolaの新しいDroid MiniやDroid Ultra、Droid Maxxの場合と同様に、Moto Xに魔法の言葉を語りかけると情報検索アプリGoogle Nowが起動するというわけだ。
Moto Xの場合、最初に「OK, Google Now」と語りかけることになる。その後、現在位置の特定や天気、スポーツの途中経過をはじめとするさまざまな質問が可能になる。またカレンダーのリマインダ設定や、電話の発信、テキストや電子メールの送信も可能になる。こういった指示が、Appleの「Siri」とは違いボタンを押さずに行えるのだ。
これらの気の利いた音声認識機能を別すれば、Moto Xのインターフェースは通常のJelly Beanと同じになっている。5つのホーム画面とアプリトレイ、ウィジェットはLGの「Nexus 4」、あるいはHTC OneやGALAXY S4の「Google Play」エディションといった、Googleが協力している携帯電話にあるものと同じになっている。
しかし、わずかではあるが重要な違いがある。Moto Xはスリープ中であっても重要な通知やアラートがあった場合に、それを画面上でゆっくりと脈動させてくれる。これによって、通知ライトが点灯するたびにディスプレイの電源を入れなくても済むようになるため、バッテリの持続時間を長くできるとMotorolaは主張している。また、画面(そして通知)の中央を指で押し続けると、Moto Xはそのアラートの追加情報を表示する。何らかの対応が必要であると判断した場合、指を上に向かってスライドさせると、そのメッセージを操作できるようにもなる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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