「LEGO MINDSTORMS EV3」でロボットを作ってみた

Scott Stein (CNET News) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2013年08月13日 07時30分

 ロボット工学のエキスパートになりたい?レゴは好き?スマートフォンかタブレットを所有している?「LEGO MINDSTORMS EV3」(EV3)はそういった人向けのオモチャと言えるかもしれない。

 「LEGO MINDSTORMS」はプログラム可能なロボットのキットであり、最初の製品が発売されてから既に何年も経っている。しかし、この秋に一般発売されるEV3ではついに、アプリを通じてスマートフォンやタブレットと連携できるようになる。このアプリがリモコンやプログラミングツールとして動作するという点を考えると、これはワクワクする進歩と言えるだろう。

 残念ながら、EV3向けのアプリは「iOS」版と「Android」版ともにまだ提供されていないためテストできなかったものの、試用品として送られてきたEV3のパッケージは米国で9月1日に発売されるものと同じであった。以前のMINDSTORMSロボットと同様に、「Intelligent Brick」(日本での名称は「インテリジェントブロック」)と呼ばれる頭脳部分は、USBケーブルと専用ソフトウェアを用いることでMacやWindowsマシンと接続できるようになっている。こういった接続によってMINDSTORMSロボットやIntelligent Brick自体をプログラムするわけである。なお、EV3のIntelligent Brickには「ARM9」プロセッサと液晶画面が搭載されている。

 米CNETは「International Consumer Electronics Show(CES)」が開催された際に、EV3の紹介とその可能性に関する記事を執筆していたものの、今回初めて付き添いの担当者がいない場所で、われわれ自身の手によって使用できるようになったというわけだ。


提供:Sarah Tew/CNET

 349.99ドルのEV3セットには「LEGO TECHNIC」の部品が550個以上含まれており、戦車のような追跡ロボットからサソリのような生物型ロボット、二足歩行型射撃ロボットといった、さまざまなロボットを作るうえで必要となるパーツもすべてそろっている。また、3つのモーターと赤外線センサ、カラーセンサ、タッチセンサも用意されている。さらに、MINDSTORMSをUSB経由でWi-Fiネットワークに接続したり、SDカードスロット経由でメモリを追加することもできる。


提供:Sarah Tew/CNET

 Intelligent Brickには16Mバイトのフラッシュメモリと64MバイトのRAM、Bluetooth 2.1、電話のモジュラージャックのようなコネクタが付いたケーブルを接続できる入力ポートと出力ポートがそれぞれ4つ、液晶ディスプレイ、スピーカが搭載されている。

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