「iPad」が、タブレット市場を完全に支配しているとまでは言えなくとも、市場のリーダーだったのはそう遠い昔の話ではない。
だが、「Android」のエコシステムも、特にこの2年間に新しく発売されたモデルのおかげで、iPadと肩を並べられることが分かった。そのモデルとは、モバイルOEMパートナーが製造するAmazonの「Kindle Fire」シリーズとGoogleの「Nexus 7」シリーズだ。
このことを示すさらなる証拠は、市場調査会社Strategy Analyticsが米国時間7月25日に公開した第2四半期の世界のタブレット出荷台数レポートだ。
同レポートによれば、Androidは第2四半期に世界のタブレット出荷台数の67%を占めたという。また、「iOS」は世界市場におけるシェアが28.3%に下落し、「Windows」のシェアは4.5%へと上昇した。
総出荷台数はおよそ5170万台で、前年同期の3610万台から増加している。
Androidの成功は、より安定的なハードウェアパートナーを抱えていることにあると考えられるが、Strategy Analyticsのタブレット担当ディレクターPeter King氏は、Appleの四半期の結果について、次のような見方をしている。
Appleの「iOS」の出荷台数について、2013年第2四半期にはiPadの台数が1460万台となり、前年同期比14%の減少だった。2012年第2四半期には「Retina」ディスプレイを搭載した初のiPadが登場したが、今年の第2四半期は新しいモデルがなかったことが減少の一因と考えられる。ただし、これを補うのが、2012年にはまだ発売されておらず現在は発売中の「iPad mini」で、これを加えれば1460万台よりも高い数字になるとみられていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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