アップル、PrimeSenseと買収交渉中か--MSの「Kinect」にも採用の3Dセンサ開発企業

Don Reisinger (Special to CNET News) 翻訳校正: 緒方亮 高森郁哉 (ガリレオ)2013年07月17日 10時33分

 Appleが遠からず、Microsoftの領域に踏み込むかもしれない。

 3Dセンサを手がけるイスラエル企業PrimeSenseに対し、Appleが2億8000万ドルでの買収を提案したと、同国の新聞紙Calcalistが現地時間7月16日に報じ、この交渉に詳しい人物らの話を引用している。記事によると、Appleは一部の自社製品にこのセンサ技術を組み込む計画で、サービスのライセンスを受けるよりもPrimeSenseを買収したい考えだという。

 これはMicrosoftとはまったく対照的だ。Microsoftは「Kinect」センサを市場投入する際、PrimeSenseの技術を活用した。この技術はまた、3Dスキャナ、iRobotの開発プラットフォーム「AVA」、ASUSのモーションキャプチャ機器「Xtion」にも採用されている。もしAppleがPrimeSenseを買収することになった場合、これらの製品にどのような影響があるのかは不明だ。

 Appleはすでに、イスラエルがまさしく宝の山であることを認識している。同社は2012年、イスラエルに本拠を置くフラッシュストレージメーカーのAnobitを4億ドルで買収したことを認めている。


Kinectに関わる企業が、間もなくAppleに買収されるかもしれない。
提供:Josh Lowensohn/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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