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マイクロソフト、「Power BI for Office 365」を発表

Andrew Brust (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部2013年07月09日 12時29分
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 Microsoftのサーバおよびツールに関するビジネス担当プレジデントを務めるSatya Nadella氏は、米国時間7月7日から開催されている同社の年次カンファレンス「Worldwide Partner Conference(WPC)」において、「Power BI for Office 365」を発表した。これは「PowerPivot」や「Power View」、そして「Data Explorer」(現在では「Power Query」という名称になっている)、「GeoFlow」(現在では「Power Map」という名称になっている)といったテクノロジを用いて、モバイル機器とクラウドにおけるビジネスインテリジェンス(BI)のギャップを埋めるものである。また同製品には、自然言語によるクエリ機能(当初は英語にのみ対応)も含まれている。

 この製品のテクノロジは複数の「Microsoft Excel」向けアドインに基づいている。このため、ExcelがPower BIのオーサリング環境となる。オーサリングされたアセットの配信やプレゼンテーションは「Office 365」の「SharePoint Online」に加えて、専用のモバイルアプリを通じて行うことになる。Power BIのプレビュー版は今夏遅くに利用可能になる予定だが、その後の一般リリース日程については明らかにされていない。

 最初のモバイル向けネイティブアプリは、当然ながら「Windows 8」搭載デバイスおよび「Windows RT」搭載デバイス向けのものとなるが、「iPad」向けのネイティブアプリも提供される予定となっている。また、SharePointのさまざまな視覚化機能によってMacや、「Windows 7」以前のOSを搭載しているPC、「Windows」や「iOS」以外のモバイルプラットフォームもサポートされる。

 SharePointでは、Power BIの視覚化をHTML 5による描画で実現するため、これまではPower Viewのために必要とされており、Mac OSや、IntelベースのWindows搭載プラットフォーム以外では互換性のない「Microsoft Silverlight」を不要にしている。

 PowerPivotとPower View、Power Query、Power MapからなるPower BIスイートによって、包括的なソリューションが提供される。またPowerPivotにより、データテーブルのインポートやリンクのような簡単な作業から、計算済みのカラムや、重要業績評価指標(KPI)、ディメンション階層、描写対象の画像やフィールドの定義といった複雑な作業に至るまでの、セルフサービス型のデータモデリングが可能になる。

 さらにPower Queryを用いることで、従来のリレーショナルデータベースから、FacebookやHadoop Distributed File System(HDFS)に至るまでの各種のデータソースからPowerPivotへのデータモデルのインポートが行えるようになっている。またPower Viewによってセルフサービス型のアドホックなデータの視覚化が可能になるとともに、Power Mapにより、3Dで描画された「Bing Maps」環境における地理属性をほぼすべて(シンプルな州/群の切り出しでさえ)保持したデータの閲覧が極めて簡単に行えるようになっている。そして、データに関するフルモーションでのスクリーンキャスト「ツアー」の作成も可能になっている。


この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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