Microsoft幹部らは米国時間7月8日、「Windows 8.1」(開発コード名:「Blue」)をOEM企業向けに8月下旬にリリースすると述べた。
Microsoftは6月26日に開催された「Build」カンファレンスで、Windows 8.1のパブリックプレビュー版を公開した。これ以降のプレビュー/テストビルドは予定されておらず、次にリリースされるのがRTM(製造工程向けリリース)版である。
MicrosoftはWindows 8.1を、「Windows 8」と「Windows RT」の全ユーザー向けに「Windows Store」を通した無償アップデートとして提供する予定。
一部のMicrosoftウォッチャーは、Windows 8.1のRTM版のリリースと一般向けリリースは同時にはならないとこれまで予測してきたが、筆者の情報筋らからはそれとは違う情報が入っている。Windows 8.1をプリロードする新しい端末はおそらく、9月下旬または10月初旬まで発売されないが、Windows 8.1の一般向けリリースがそれに合わせて遅らされることは今回はないと筆者は聞いている。ユーザーはWindows 8.1を、RTM版リリースと同時期か、その直後にも使用できるようになると筆者は考えている。
Windows 8.1においてMicrosoftは、これまでの「Windows」よりも速いペースのリリーススケジュールへと移行している。筆者が情報筋らから聞くところによると、同社は現在、2〜3年ごとに新バージョンを「大々的」にリリースする代わりに、新しいWindowsを年に1度リリースすることを目指しているという。
Microsoft幹部らは、パートナー向けカンファレンスの基調講演で、最新のWindows 8のライセンス販売総数を明らかにしなかった。最後にこの数が発表されたのは2013年5月初旬で、その時点までのWindows 8のライセンス販売総数は1億件を超えていた。
Microsoft幹部らは今回のパートナー向けカンファレンスの基調講演において、Windows 8.1でサポートされる予定の「Miracast」の新たに考えられる使用方法をデモした。Miracast対応の「Surface Pro」をデジタルホワイトボードとして使用して、Surface Pro上でデジタルインクを使用し、Windows 8.1、「Windows Phone」、テレビ/「Xbox」で手書きのメモを共有する機能が披露された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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