英国発の報道によると、Appleは英国における納税を逃れる方法を編み出したという。
Appleは、2012会計年度(2012年9月締め)の税引前利益が6800万ポンド(1億360万ドル)に達したにもかかわらず、英国の税務当局に一銭も税金を納めなかったという。英国政府に提出された同社の資料から得た情報として、The Financial Times(FT)が現地時間6月30日に報じた。2011会計年度分としては、Appleは1140万ポンドの税金を納付している。
では、Appleはどのようにして納税を回避したのだろうか。FTによれば、Appleは多額の株式報酬を従業員に供与したという。このような報酬は控除の対象となるため、利益に対して本来支払うべき税金をゼロにすることができたのだ。
Appleは、他の大企業と同じように、世界中で税金の納付を逃れるためのさまざまな手法を考案してきた。同社は、世界中で稼いだ営業利益の80%以上を低税率のアイルランドに本拠を置く子会社に移しており、こうした取り組みが欧州で非難されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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