Instagram動画はFacebookが所有しているため、それ以前に登場したアプリのように配布やユーザーの引き留めといった問題に直面することはないだろう。実際に、Facebookはクロス投稿されたInstagram動画を可能な限り目立つように大きく表示することで、「News Feed」での宣伝に一役買っている。デスクトップでは、Facebookユーザーのストリーム上に、サムネイルではなくフルサイズの動画の画像が表示される。クリップの長さは15秒以下で、吐き気を催すようなものではないはずなので、ユーザーはこれまでより、友達が共有した動画を見て、「Like」ボタンを押し、反応を示そうという気になるかもしれない。
Solis氏はInstagram動画について次のように述べた。「ついに夜明けを迎えようとしている。間もなくモバイル動画で、人々のコミュニケーション向上に役立つ方法が見つかるだろう。モバイル動画が長らく直面してきた課題がある。その1つは、さまざまな瞬間を撮影してソーシャルプラットフォームで共有するのは簡単だが、多くの場合、それらの動画は信じられないほど見るに堪えないという問題だ」
Instagramは即席の動画補正機能、つまりフィルターと手ぶれ補正機能でそれらの問題を修正した。Solis氏は後者の機能が特に重要だと考えている。同氏は、モバイル動画を視聴するときに酔い止めの薬を服用しなくてもよくなるだろうと述べた。
Facebook効果も、スマートフォンからの動画共有を急速に普及させ、写真共有と同じくらい一般的なものにする上で、極めて重要な役割を果たすだろう。これには心理的な恩恵のある循環型の効果が生まれる可能性がある。見ていて気持ちのいい動画を作成してFacebookで共有すれば、Likeやコメントが発生し、それによってさらに多くの共有が行われ、より多くの人が同じことをやってみようという気になる、という効果だ。
実際のところ、Instagram動画はFacebook動画だ。ほとんどのソーシャルネットワークユーザーにとって、生き生きとした短編映画を友達と共有したいと思ったときに最初に思い浮かべるアプリケーションになるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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